武蔵野市はこのほど、高齢者が優先的に入居できる民間賃貸住宅の登録制度と所有者に対する支援・助成制度(高齢者あんしん住まい確保事業)を開始した。高齢者を入居させることに不安を感じているオーナーに対する支援を軸に、高齢者が入居できる民間賃貸住宅を確保することが目的。

具体的には、高齢者の入居に協力できる賃貸住宅と、入居を希望する高齢者を募集し、両者をマッチングさせる。入居者が決まった住宅は「登録住戸」となり、オーナー・入居者に対して助成・支援を実施する。2016年度~2018年度にかけ、各年10戸の募集を予定している。

市によるオーナー向けの助成・支援の内容は、「入居者の見守り支援(電話・訪問)の実施(無料)」、「死亡事故発生時の原状回復費用・家賃損失に備える保険への加入(無料)」の2点。また、オーナーの希望により、「バリアフリー改修助成(上限50万円)」、「緊急通報装置の設置・利用費用の2分の1の助成」を行う。

賃貸住宅の要件は、(1)武蔵野市内の民間賃貸住宅(床面積16m2以上)、(2)建築基準法、消防法などに違反していないこと、(3)原則、1981年6月1日以降着工の耐震性のある住戸、(4)住戸内に専用の浴室及びトイレを設置してあること、(5)1カ月分の家賃(共益費等除く)が8万円以下、など。1戸単位で登録可となっている。