YKK AP(東京都千代田区)は4月3日、壁面と同じように好きな壁紙を貼ることができる業界初のインテリアドアシリーズ「famitto(ファミット)」を発売。子どもの成長やライフスタイルの変化にあわせてドアの色柄を模様替え感覚で変えられるようになる。
 これまで室内ドアといえば木調デザインが主流で、”壁紙を貼る”という発想の商品がなかった。
 また、そもそも壁紙施工に耐えうる商品がなかった。壁紙を貼る際に使う水糊の影響で木質ドア表面のMDFが膨張・収縮して反りが生じ、閉まらない、光が漏れるといった不具合のもとになるためだ。
 ファミットは、壁紙を貼れるよう本体を反りにくい構造にした。まったく新しい構造体を1から開発したわけではなく、同社が1961年から培ってきたアルミ室内建具(ふすま)の技術を進化させたものだという。
 フレームはアルミ、面材は紙製のハニカムパネルを厚3ミリのグルーサンドパネル(2層のアルミ膜と再生紙の段ボールを組み合わせた硬質素材)でサンドイッチした構造。グルーサンドパネルに組み込まれたアルミ膜は、お菓子の包装の裏面に使われているものと同じで、この膜が面材に水分を通さない役目を果たすため、壁紙を何度貼っても水糊の影響を受けない。
 一般的な木質ドアとファミットに壁紙を貼って2体の反り試験を行ったところ、木質ドアは12ミリの反りが生じたのに対し、ファミットは0.5ミリだったという(試験開始後24時間、ドア中央部の反り量)。
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