【事務局長独言】良質リフォームにこだわる
2001年、別項のように、会の結成は、首都圏エリアで蔓延する悪徳リフォームとの決別と生活者からの信頼回復を旗印にした、良質事業者同志のいわば決起、という形でした。
結成から数年間は、数名の理事を中心に、良質リフォーム憲章につながるさまざまな勉強会を組織してきました。活動の懸案課題は、「良質リフォーム」の名に恥じない個々の会員のモラルと技術力の向上でした。それには、理事会主導で、任意団体特有のバラバラになりがちな寄り合い世帯からの脱却を図ることでもありました。
発足当初から数年は、会員は今よりも多く、30社を超え、40社に近い会員数がありながら、中心メンバーの1社が倒産するという不幸があり、関連して影響のある会員約10社が脱退するという年もあり、組織の存亡の危機にも見舞われました。
年に数回の勉強会や月に一回開かれる理事会で、「良質リフォーム」を口にするくらいが会の存在価値でした。会員が、それぞれに自社のことで忙しく、無理もないことですが、組織としてまとまるための求心力がなかったのです。それはまた、事務局を含めて意識して「良質リフォーム」を考える場がないことが問題でした。また、理念に基づいた相談会やリフォーム博等のイベントへの会を挙げての取り組みも、永続するほどの成果が出せず、尻つぼみに終わった感がありました。

2008年、状況が劇的に変わりました。
それは国の住宅政策が変わったのと機を一にしているのです。お題目の住宅ストック重視の姿勢から、住生活基本法の施行、200年住宅と共に長期優良住宅のモデル事業やエコリフォーム事業が国から提案され、それと共に良質リフォームの会の若い会員が国家事業エントリーに向かって動き出したのです。その決意の形が一般社団法人組織化でした。
2009年には、国交省や環境省の進める補助金付き事業で、合計4件も一気に認定され、対応するための活動も、内部向け研修会・講習会、一般顧客など外部向けセミナー、それを支える事務局会議や連絡会議、ワーキング会議が毎週毎日のように開かれるようになりました。名実共に、一気に良質リフォームの会がフル稼働し始めたのです。
それは、風雪にさらされて「良質リフォーム」への思いが磨かれてきた結果だと思います。
考えて見ますと、過去、数年間にわたって念仏のように「良質リフォーム」を唱えてきましたが、今こそ「良質とは何か?」が現実に試されるようになったのです。つまり、良質リフォームの会としてお客さまに満足のいくリフォームをお届けする段になった今、すでにさまざまな問題に直面、解決に迫られています。事務局の真価が問われてもいるのです。
良質リフォームの会は、初心を忘れず「良質リフォーム」の理念の旗を掲げ、これからもお客さまと共に考え続けていきます。
事務局長 末吉 正

2010年3月24日































