良質リフォームの会事務局ブログ

事務局長

一般社団法人良質リフォームの会第二回定時総会開催

良質リフォームの会第二回定時総会開催され新会長に若宮氏
長期優良モデル事業で成果、22年度は統一仕様書作成・履歴に取組

当良質リフォームの会では、5月27日東京・西新宿のリビング・デザインセンターOZONEで、
第2回定時総会を開催しました。
この総会は、一般社団法人に移行する前の任意団体の発足から12回を数え・10年目に当たります。
昨年8月に任意団体から一般社団法人良質リフォームへと移行し8ヶ月間の限定された期間ながら、
国の補助金事業や社会実験など数々の実績を残し、さらにこれらの事業の完成・充実を求めて、12ヶ月のフル年度として22年度の事業がスタートを切りました。
なお、高田勝一郎会長の退任に伴い、新年度から新会長に
理事でリビング・デザインセンター前代表取締役の若宮直行氏が就任しました。
近角建築設計事務所 近角真一氏 の記念セミナー後に開催された恒例の総会記念懇親会は、
各社からの情報提供などで盛り上がりました。報告と事業計画の概略は以下の通りです。

 

良質リフォームの会総会

 

■補助金事業など国の要請に応える事業を推進―21年度の事業報告
21年度の活動報告では、当会が採択された国交省長期優良モデル事業の関連で、
①「ホームインスペクション導入による、既存住宅リノベーション工事から流通までの管理システムの構築」(平成21年度採択)
②「中古マンションを超新築に再生するリノマンションシステム」(平成21年度2回採択)では事業計画44件中7件の工事が完成引渡し(事業実績231万6000円のうち10%の133万5000円の補助金支払)を終えました。
その他の補助金付き公的事業では、社会実験で①国交省等の「マンション専有部インフィル性能&バリューリフォーム支援事業」
③(独)建築研究所の「既存住宅の流通と合わせた住宅性能の向上等、良質なリフォームを実現するための仕組みと基準に関する検討・提案業務」。
また、昨年8月の一般社団法人としてのスタートから、8ヶ月間でイベントなどの相談会を積極化し、OZONEとのコラボによるBG(ビジネスグループ)の受注物件に加え、
当会独自受注のトータルで105件、8000万円強の完成工事高がありました。

以上のように、当会では国の補助事業の採択を受ける形で相談会や現場見学会など一般ユーザーへの働きかけへの活動を進め、大きな成果が得られました。

■統一仕様書・住宅履歴の保管・瑕疵保険制度加入など―22年度事業計画

主なものは一般ユーザーへのアピールなど、概略は次の通りです。

1.リフォーム内容の充実
 リフォーム活動の充実では、国の事業を中心に
①リノマンションの統一仕様書の作成=国交省・長期優良住宅先導的モデル事業「リノマンション」参加企業が、ワーキンググループを作り、同モデル事業の統一仕様書の作成を行う。
②住宅履歴の保管に関する検討・実施=本会として、会員企業のリフォーム工事について「履歴書を保管・管理」するシステムを検討し、今年度中に試験的な実行に入る。
③瑕疵保険制度への加入の検討・実施リフォームの瑕疵保険への加入について検討する。
検討にあたっては保険と検査の関連が深いことから、リフォーム前の現状調査および施工中・竣工後の検査との連動を十分配慮して進めるほか、友好不動産仲介会社やインスペクター開発を推進する、となっている。

2.国・自治体事業への積極参加
前年度に引き続き、
①国交省・長期優良住宅先導的モデル事業「ホームインスペクション導入による、既存住宅リノベーション工事から流通までの管理システム」3年計画の2年目として、計画に基づく事業展開を行う。
②国交省・長期優良住宅先導的モデル事業「リノマンション」昨年度採択事業については、継続して実施する。今年度募葉分については、募集要項に基づき前向きに新たな提案を検討する。
③国交省・住宅建築物CO2先導事業「住宅断熱改修によるCO2削減量の見える化と証書化を目指す社会実験」を提案申請。TRECに協力し、エコリフォームコンソーシアム委託事業の推進する、など。

3.会員活動の充実 会員活動の充実化策としては、今年度は特に①優良会員の開発=特に戸建リフォームの企業が少ないことから、リビング・デザインセンターとも協力し、会員開発に努める。②3種会員企業の開発③ビジネスグループの新活動=当会からユーザーを紹介することのできる会員企業について新たな基準を設定したが(本年度第2回理事会)、これに基づき従来のJV会をビジネスグループと改称して新展開を図る―など。

4.事務局活動の充実
事務局が中心となり前年度から活動を強化しているが、
①ホームページ=常に新しい情報発信を行い、当会のPRとユーザー開発に努める。
②アンケートの完全実施③アンケートの完全実施と活用を図る
④トラブルのフォロー体制の確立と実施。 第3種会員と1、2種会員との交流会、OZONEテナント企業、IC諸団体との交流会の実施、など。

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梅雨時、田植えが似合う6月に、リフォームの原点を思う

■先の土日に、自然農法を実践している友人に誘われて岐阜に田植えに出かけました。

リフォームの原点を思う

 

「不耕起」という耕さない田んぼに興味があり、
去年の秋には稲刈りを手伝ったが、その続きです。

日本全国でいま水田にトラクターが入り、
泥田が一面の新緑の稲の列に変わろうとしているでしょう。

不耕起田は、水の入らない硬い田の小さい穴に手作業で一本一本苗を押し込み、
それを土で覆う作業を繰り返す単調作業です。
暑い日差しの中で中高年の男たち4人が中腰で田んぼにうずくまり、
音もなく田植えに挑戦しています。

 

■自然農でも、田植え歌の風情はそこにはないが、
緑の小蛙がそこら中飛び跳ね、その中で土をいじくり直射日光の下で汗をかくと、
土の香りが指から伝わり気持ちがいい。

都会暮らしの勤め人にとっては、農作業と言うよりは癒しの場にもなろう。
10年前の良質リフォームの会が産声をあげたかの昔、
「リフォームビジネスは農耕型だ」と称していた時代を思い出しました。

つまり典型的な米作り農業は、苗を育て、田植えをし、雑草から稲を守り、水やりを欠かさず、
そして野鳥やイノシシなどから守り、首尾よく稲刈りの収穫期を迎えます。

それと同じで、リフォームが完成に至るには、チラシ撒きや宣伝告知(最近はネットも)、
現場見学会、リフォーム相談会などを経て、住まいのメンテナンスなどの要望にも応え、
そして生活スタイルを変えるに相応しいリフォームとなりますが、
さらにそのメンテナンスが続く。
その繰り返しであれば、ストレスが溜まらず、そのようなリフォーム展開であれば、何よりもお客様に喜ばれます。

 

イメージ画像提供エムエムジージャパン

 

■リフォームでも、新築や不動産営業で鍛えられた営業マンを投入し営業展開すれば、
年間何百億円という実績となります。

営業マンの営業技術でスムーズに契約まで行くのですが、
往々にして契約が終わればずさんな対応、
工事も手抜きがあるか心配、
終わってみれば追加工事でトラブル、
その後にはメンテナンスや保証を履行してくれるか不安、と言うことも珍しくありません。

数字に追われるこれまでの住宅産業の宿命ともいえるものです。
それで施主のお客様は、「もうリフォームなど真っ平」という気になります。

これを「狩猟型」営業とリフォーム業界で表現していました。

 

■このころリフォーム業界では、住宅版エコポイントなどもあり、
異業種からの参入がまた盛んになり、熾烈な一発勝負型の「狩猟型営業」が展開され、
一部悪徳リフォームの横行も指摘されています。

それに連れて、施主の不安や不満も当然増してくるのは必然です。
施主だけでなく、営業マンはじめ職人、現場監督、経営者ともにつまりこのリフォーム業界で、
施主と供給者である営業マンや施工職人などの現場担当者全てにも当てはまります。

そして関係者にストレスがたまることでユーザーの不信・不安が増しているのです。

 

■「お客さまの喜ぶ姿を見て社員のモチベーションが上がる」からリフォームがやめられない、
とリフォームのダイナミックさをある企業経営者は強調していました。

この仕事に生きがいを感じる、というわけです。
正しく消費者も供給者もストレス無縁の関係があります。

リフォームでも顧客満足が叫ばれていますが、
顧客満足と従業員満足をリフォームの原点から見直す時期なのかも知れません。

悪徳を排除し、クレームを極力無くし、お客さまに安心安全を約束するには何が必要か 、
田植え時期の水田を見ながら考えていました。

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【事務局長独言】良質リフォームにこだわる

2001年、別項のように、会の結成は、首都圏エリアで蔓延する悪徳リフォームとの決別と生活者からの信頼回復を旗印にした、良質事業者同志のいわば決起、という形でした。
結成から数年間は、数名の理事を中心に、良質リフォーム憲章につながるさまざまな勉強会を組織してきました。活動の懸案課題は、「良質リフォーム」の名に恥じない個々の会員のモラルと技術力の向上でした。それには、理事会主導で、任意団体特有のバラバラになりがちな寄り合い世帯からの脱却を図ることでもありました。

発足当初から数年は、会員は今よりも多く、30社を超え、40社に近い会員数がありながら、中心メンバーの1社が倒産するという不幸があり、関連して影響のある会員約10社が脱退するという年もあり、組織の存亡の危機にも見舞われました。

年に数回の勉強会や月に一回開かれる理事会で、「良質リフォーム」を口にするくらいが会の存在価値でした。会員が、それぞれに自社のことで忙しく、無理もないことですが、組織としてまとまるための求心力がなかったのです。それはまた、事務局を含めて意識して「良質リフォーム」を考える場がないことが問題でした。また、理念に基づいた相談会やリフォーム博等のイベントへの会を挙げての取り組みも、永続するほどの成果が出せず、尻つぼみに終わった感がありました。

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2008年、状況が劇的に変わりました。
それは国の住宅政策が変わったのと機を一にしているのです。お題目の住宅ストック重視の姿勢から、住生活基本法の施行、200年住宅と共に長期優良住宅のモデル事業やエコリフォーム事業が国から提案され、それと共に良質リフォームの会の若い会員が国家事業エントリーに向かって動き出したのです。その決意の形が一般社団法人組織化でした。

2009年には、国交省や環境省の進める補助金付き事業で、合計4件も一気に認定され、対応するための活動も、内部向け研修会・講習会、一般顧客など外部向けセミナー、それを支える事務局会議や連絡会議、ワーキング会議が毎週毎日のように開かれるようになりました。名実共に、一気に良質リフォームの会がフル稼働し始めたのです。
それは、風雪にさらされて「良質リフォーム」への思いが磨かれてきた結果だと思います。

考えて見ますと、過去、数年間にわたって念仏のように「良質リフォーム」を唱えてきましたが、今こそ「良質とは何か?」が現実に試されるようになったのです。つまり、良質リフォームの会としてお客さまに満足のいくリフォームをお届けする段になった今、すでにさまざまな問題に直面、解決に迫られています。事務局の真価が問われてもいるのです。

良質リフォームの会は、初心を忘れず「良質リフォーム」の理念の旗を掲げ、これからもお客さまと共に考え続けていきます。

事務局長 末吉 正

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【HPニューアル記念】事務局長 末吉 正浩

「夢のあるリフォームが実現できた」という生活者からの感謝の声も多いのですが、残念ながら他方では、一部の不心得なリフォーム業者と消費者とのトラブルが絶えず、社会的にも問題視され、10数年も前から社会的な問題として業者の質が問われてきました。

このような生活者の声に応えるため、今からちょうど9年前の2001年1月に、首都圏の住宅リフォーム事業者26社が集い、志あるプロフェッショナル集団として、任意団体の良質リフォームの会を結成しました。さらに、会の名称の良質リフォームという目的を深めるため2003年7月に「良質リフォームの会倫理憲章」を制定し、活動を続けてきました。

さらに住宅産業を取り巻く環境は年々変化し、これまでの新築中心の「作っては壊す」社会から、「いい物を作ってきちっと長く大切に使う」社会へと大きく転換しており、「長期優良住宅法」の施工なども背景に、住宅リフォームの重要性はますます高まってきました。

この間、一貫して一般ユーザーの期待に応えられる、信頼・安全・安心のリフォーム事業を目指して活動してきましたが、さらにその目的をより具体的に実現すべく、昨年8月にこれまでの任意団体から一般社団法人良質リフォームの会に改組しました。

既存住宅部門と維持管理・流通部門の2部門が採択され、また環境省の進める首都圏のエコリフォーム普及促進事業も、今年度から活動開始しました。

新たなサイトのスタートに当たり、堅苦しい経過報告を述べましたが、事務局長としての顔 のほか、本業としてふだんは、業界情報紙 隔週刊「リフォーム&インテリア」を編集、さらに本人が沖縄出身であるため、首都圏などに在住する沖縄好きの同好会的な組織「あじまーの会」の事務局にも関与しております。そのため、このブログの投稿は団体の情報のほか、業界の裏話、沖縄情報などとやわらかい話にも積極的に挑戦したいと思います。

一般社団法人 良質リフォームの会事務局長 末吉 正浩 (株式会社コスモジャーナル社 代表)

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一般社団法人 良質リフォームの会 事務局長
末吉 正浩 (Masahiro Sueyoshi)

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